ブログやホームページを運営していくにあたって、サイトの信用を高めることはとても重要です。

それにはサイトを運営しているのが誰だかわかるように、運営者情報を載せておくといいでしょう。

その他、お問い合わせ用のメールアドレスや、お問い合わせフォームをつけたり、Googleが発表している必須コンテンツとしてのプライバシーポリシーも付け加えておく必要があります。

それでは、それぞれをサイトに付け加えるための具体的な説明をしていきましょう。

運営者情報

運営者情報とは、サイトを所有し、運営しているあなたのことを自己紹介するものです。

と言っても本名や住所などを明かす必要はありません。

運営者、もしくは管理人としてハンドルネームで自己紹介して構いません。

お問い合わせメールアドレス

あなたが運営しているサイトのことに関して閲覧した人が、何らかの連絡を取りたいを思ったとき用にメールアドレスを準備しておきましょう。

G-mailやYahoo!mailなどのフリーメイルでも構いませんが、せっかく独自ドメインを取得されていますので、独自ドメインメールも取得して、そちらにお問い合わせのメールが送られてくるようにしたほうが、見栄えがいいでしょう。

独自ドメインメールの設定方法はこちらを参照してください。

また、お問い合わせフォームを自動で設置してくれる便利なプラグインもあります。
ただ、メールアドレスを記載しておくより、こちらのプラグインを使ったほうが、より素晴らしいサイトに見えること間違いなしです!

プライバシーポリシー

プライバシーポリシーの意味

プライバシーポリシーという言葉、よく聞きますけどほんとうの意味は分かりづらいですよね。

プライバシーポリシーを日本語訳すれば、「個人情報保護方針」ということになります。

う~ん、これでも分かりにくい…。

簡単に意味を説明すると「Webサイトを運営するに当たり取得した個人情報をどのように扱うのか記載したもの」となります。

実はサイトを運営していると、知らず知らずのうちにかなりの個人情報を集めてしまっているのです。

例えば、お問い合わせフォームで連絡が来れば、メールアドレスや名前(本名ではなくても)が取得できてしまいますし、アクセス解析ツールを導入していれば、大まかな住所、サイトにアクセスしてきた機器の種類、年齢、性別などを取得しています。

ですので、知ってか知らずかは関係なく、集まってきてしまった個人情報をどのように保護するのか、そして、一定の条件でどう利用するのか、といった個人情報の扱い方を、サイトの管理者であるあなたが決めなくてはいけません。

そして、Googleアドセンスで報酬を得るために広告を掲載するためには、プライバシーポリシーとして、上記のように集まった個人情報を「大切に扱い、あなたに迷惑はかけません」と宣言しなくてはならないということが、Googleから2018年5月28日の規約変更で義務化されました。

プライバシーポリシー掲載の義務化

2018年5月25日からEUでGDPRという個人情報に関する法律が施行されます。
それに伴ってGoogleのアドセンス規約も変更がなされました。

かいつまんで重要なところを抜粋すると、

・個人情報の管理
・個人情報の扱いを明記
・個人情報を削除、もしくは提供(必要に応じて)
・違反には高額な罰金請求の可能性あり

となります。

この2番めの「個人情報の扱いを明記」というのが、すなわち「プライバシーポリシーをサイトに明記しましょう」ということになります。

プライバシーポリシーの記載内容

プライバシーポリシーでを集めた個人情報を「大切に扱い、あなたに迷惑はかけません」と宣言する、と大まかにいいましたが、実際には利用しているサービスによって、確実に記載しておかないといけない項目がありますので、気をつけないといけません。

グーグルアナリティクス

これがグーグルアナリティクスの利用規約に記載されている、プライバシーに関する規約になります。

プライバシー

お客様は、Google が個人情報として使用または認識できる情報を Google に送信したり、第三者によるかかる行為を支援または許可したりしないものとします。お客様は適切なプライバシー ポリシーを用意および遵守し、訪問者からの情報を収集するうえで、適用されるすべての法律、ポリシー、規制を遵守するものとします。お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで、お客様がデータ収集のために Cookie を使用していることを必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても必ず開示するものとします。この情報の開示は、「ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用」のページ(www.google.com/intl/ja/policies/privacy/partners/ や、Google が随時提供するその他の URL)へのリンクを目立つように表示することで実施可能です。お客様は訪問者の端末上での Cookie やその他の情報の保存や、そうした情報へのアクセスについて、そうした行為が本サービスに関連して発生する場合、およびかかる行為に関する情報の提供と訪問者からの同意が法律で求められている場合は、訪問者に明確かつ包括的な情報を提供し、同意を得るように商業上合理的な努力を払うものとします。

お客様は、本サービスの一部であるプライバシー機能(たとえば、オプトアウトなど)を回避してはなりません。お客様は、www.google.com/analytics/policies/(または Google が指定したその他の URL)に掲載されている、該当するすべてのGoogle アナリティクス ポリシー(「Google アナリティクス ポリシー」)に従うものとします。このポリシー は随時改訂されることがあります。

お客様は、Google アナリティクスおよび特定の DoubleClick ならびに Google の広告サービスの統合バージョン(「Google アナリティクス広告向け機能」)を利用することができます。お客様が Google アナリティクス広告向け機能を利用される場合、Google アナリティクス広告向け機能に関するポリシー(support.google.com/analytics/bin/answer.py?hl=en&topic=2611283&answer=2700409 に従うものとします。お客様の、いかなる DoubleClick または Google の広告サービスへのアクセス、およびそれらの使用も、当該サービスに関するお客様と Google との間の該当する規定に従うものとします。

Google アナリティクス 360 スイート ポータルを使用する場合は、https://360suite.google.com/terms(または Google が指定したその他の URL)に掲載されている Google アナリティクス 360 スイート ポータル追加規約(規約が改名された場合は、改名後の規約)に則って使用するものとします。この利用規約(「スイート ポータル利用規約」)は随時改訂されることがあります。本サービスの利用は、スイート ポータル利用規約の第 2 条に基づき、引き続き本契約に則るものとします。

ちょっと読んでも一体何のことを言っているのか、分かりづらいですよね。

わかりやすくまとめるとこのようになります。

・プライバシーポリシー記載の必須
・Google Analyticsの使用を記載
・Cookieによるデータ収集の記載
・データの収集・処理される仕組みについての記載

となります。

グーグルアドセンス

続いてグーグルアドセンスにおけるプライバシーポリシーの規約です。

サイトのプライバシーポリシーについて
プライバシー ポリシーには次の情報を記載する必要があります。

・Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
・Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
・ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)。

第三者配信による広告掲載を無効にしていない場合、広告の配信時に第三者配信事業者や広告ネットワークの Cookie が使用される可能性があります。その点についても、次の方法でサイトのプライバシー ポリシーに明示してください。

・第三者配信事業者や広告ネットワークの配信する広告がサイトに掲載されることを明記します。
・対象となる第三者配信事業者や広告ネットワークの適切なウェブサイトへのリンクを掲載します。
・これらのウェブサイトにアクセスすれば、パーソナライズド広告の掲載で使用される Cookie を無効にできることをユーザーに明示します(配信事業者や広告ネットワークがこの機能を提供している場合)。または、www.aboutads.info にアクセスすれば、第三者配信事業者がパーソナライズド広告の掲載で使用する Cookie を無効にできることを知らせます。

サイト運営者様のサイトや法律は国ごとに異なるため、Google でプライバシー ポリシーに関する具体的な文面を提案することはできません。サイトのプライバシー ポリシーを作成する際には、Network Advertising Initiative などのリソースを参考にされることをおすすめします。Cookie 使用の同意を得るための情報通知に関する詳細については、cookiechoices.org をご覧ください。

こちらも負けず劣らず、訳がわからない文章ですよね。

ですので、こちらもわかりやすくまとめてみます。

・GoogleやAdSenseの広告主はCookieを使用して広告を表示していることを記載
・www.aboutads.info にアクセスしてパーソナライズド広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできることを記載

その他のとても重要な必要掲載事項

アドセンスブログを運営していく上で運営者情報やプライバシーポリシーと同様にとても重要な掲載事項が2つあります。

それは「免責事項」と「著作権」についてです。

それぞれを説明していきましょう。

免責事項

あなたのサイトにきた訪問者が、あなたのサイト内で得た情報によって何らかの不利益が生じる事があると思います。
その場合「どのような条件の時には、サイトの運営者はその責任を取らないのか」を記載しておくのが「免責事項」です。

何らかの商品をアフィリエイトをしているサイトには必ずある一文で、例えば、

「当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。」

と言ったものです。

これは、「自己責任で購入してください」と言っていると思ってください。

アドセンスブログサイトで該当する「免責事項」だと、画像や映像を拝借している場合ではないでしょうか。

あなた以外の人が著作権を持つ画像や映像をサイトに載せた場合、

「当サイトで掲載している画像や動画の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。」

と掲載しておきましょう。 

著作権

こちらは自分が作成した文章、画像、映像などに対して、自分の所有物であることを主張する権利です。

「当サイトに存在する、文章・画像・動画等の著作物の情報を無断転載することを禁止します。」

という一文を加えることで、自分の作品を守ることに繋がります。

プライバシーポリシーのテンプレート

それでは以上を踏まえて、Googleアドセンスを使って報酬を得ようとしているアドセンスブログサイトに使えるプライバシーポリシーのテンプレートを紹介します。

こちらをコピペするだけで立派なプライバシーポリシーページができますので、よろしければ、そのままご利用ください。

広告の配信について

当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。

広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。

Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。

第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにCookie(クッキー)を設定したりこれを認識したりする場合があります。

アクセス解析ツールについて

当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。

このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、こちらをクリックして確認してください。

当サイトへのコメントについて

当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。

これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。

・特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。

・極度にわいせつな内容を含むもの。

・禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。

・その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。

免責事項

当サイトで掲載している画像の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。権利を侵害する目的ではございません。記事の内容や掲載画像等に問題がございましたら、各権利所有者様本人が直接メールでご連絡下さい。確認後、対応させて頂きます。

当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。

当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。

当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

テンプレートの中では「当サイト」としましたが、こちらをあなたのサイト名に変更して利用しても使えます。
好みで変更してください。

プライバシーポリシーの掲載場所は?

プライバシーポリシーが出来上がったら、次はそれをどこに設置するか、になります。

どこに設置しても良く、運営者のデザインの好みで決めてもいいのですが、一般的にはフッダーと呼ばれるページの一番下に設置されています。

まずはWordPressの「プライバシー」機能を使ってプライバシーポリシーのページを作成しましょう。

1. 「設定」の中の「プライバシー」をクリックします。

2. プライバシーポリシーのページを作成します。
すでにWordPressのテンプレートが用意されていますが、ここは新規作成して独自のプライバシーポリシーページを作っていきましょう。

3. プライバシーポリシーの文面をコピペして「公開」をクリックしてください。

これで完成です。

「プライバシーポリシー」のリンクが使用しているテンプレートによってサイドバーやフッターに自動的に設置されます。

もし、設置されないようであれば、手動でリンクを追加する必要がりますので、その場合はこちらを参照してください。

プライバシーポリシーが設置できたら、次の作業は独自ドメインメールを取得しましょう。

独自ドメインのメールを取得できましたら、Gメールに転送されるように設定して、すべてGメールで管理できるようにすると便利です。

また、サイトのパーツは、フッダーとか、それぞれ専門の名前がついています。が、もしまだそれもよくわからないという方は、こちらを参考にしてみてください。