いろんなサイトを見ていると「関連記事」というくくりで、同じサイト内にある別の記事を紹介していることに気がつくと思います。

思わず、そこにある記事のタイトルにつられてクッリクして読んでしまう、ということも珍しくありませんよね。

こうした「関連記事」は訪問してくれた読者の方に、サイトでの滞在時間を長くしてくれる効果があり、その結果SEOの強化にも繋がりますし、アドセンスのクリックの確率も上げてくれます。

では、この「関連記事」、どの様に表示させるようにすればいいのでしょうか?

今回はその方法として、プラグインを利用する方法と、記事内にコードを埋め込む方法の二通りを紹介したいと思います。

関連記事を表示させるためのプラグイン

関連記事を表示させるためのプラグインはたくさん出ています。

その中で有名なのは「YARPP」でよく知られている「Yet Another Related Posts Plugin」でしょう。

設定が日本語でできるという点で、やはり一番使いやすいと思いますが、ボク個人の好みで最終更新が「2年前」、今現在僕が使用している最新版のWordpressとの適合性が「未検証」というところにひっかかってしまいました。

そこで他になにか良さげなプラグインはないか、探していたところ、「Related Posts Thumbnails Plugin for WordPress」というプラグインを見つけましたので、そちらのインストール&設定方法を解説していきます。

インストール

1. WordPress左一覧のプラグインより「新規追加」をクリックし、「Related Posts Thumbnails Plugin for WordPress」を検索して、見つけ出したら「今すぐインストール」をクリックします。

2. インストールが終わったら「有効化」をクリックしてください。

これでインストールは完了です。
インストールの完了しても、特別な表示は出てきません。

続いて設定をしていきましょう。

設定

1. 設定画面は、Wordpress左一覧の「設定」の下に表示されるようになった「Related Posts」をクリックします。

2. 「Related Posts Thumbnails Plugin for WordPress」の設定画面が表示されます。
設定ページは4つ、簡単に日本語訳すると上から「一般設定」、「サムネイル設定」、「スタイル設定」、「関連オプション」となります。

それではひとつずつ、見ていきましょう。

一般設定(General Display Option)

この設定では、

関連記事として表示する記事を、何を基準にして関連記事とするか
関連記事のタイトル表記と表示記事数

を決めることができます。

「何を基準として関連記事とするか」の設定はデフォルトのままであれば、同じカテゴリーのすべての記事をランダムに表示するようにしています。

取り立ててここの部分の変更は必要ないと思います。

続いて関連記事のタイトル表記ですが、今のままでは、見出し(h3)で区分された「Related Posts」となっていますので、僕は見出し(h2)にして「関連記事」というタイトルに変更しています。

そして表示記事数は余白のできない4つを選んでいますが、決定する場合は、仮の数字を入力し、実際にサイトを開いた時にどの様に表示されるかを確認して、一番見た目でしっくりくるものを選ぶのがいいと思います。

サムネイル設定

「サムネイル設定」では、関連記事として表示されるサムネイルの設定を行うことができます。

「Thumbnails source」で表示させたいサムネイル画像を指定できます。
デフォルトでは、アイキャッチ画像がそのままサムネイル画像として使用されるようになっていますので、特に別のサムネイル画像を使いたいのでなければ、変更の必要はありません。

「Thumbnails Size」でサムネイルのサイズを変更できます。
いろいろと変更してみて、実際にサイトを開いてみて、一番見た目がしっくりするものを選ばれるのが、一番いいでしょう。

スタイル設定

「スタイル設定」では、関連記事の一覧をサムネイルにするか、テキストのみのリストにするかを選べたり、背景色や枠線、フォントの色を変更することができます。

僕はデフォルトのままで変更はしていませんが、こちらもいろいろと変更してみて、実際にサイトを開いてみて、一番見た目がしっくりするものを選ばれるのが、一番いいと思います。

関連オプション

「関連オプション」では、関連付けの設定をカテゴリーで関連付けをさせるように設定するのか、タグでカテゴリーで関連付けをさせるように設定するのか、カテゴリーとタグの両方を使用するのか、ランダムにさせるのか、自身で設定を決めるか、を選ぶことができます。

表示例はこんな感じになります

「Related Posts Thumbnails Plugin for WordPress」で表示させた関連記事の部分は、こんな感じになります。

シンプルで、見やすく、ページにも自然な感じで表示されていると思います。

コードを使って関連記事を表示させる

プラグインでの表示は、インストールしてしまえば、簡単な設定で手軽にできるのですが、その反面、プラグインの使いすぎでサイトが重たくなく可能性が捨てきれません。

ですので、そのリスクを回避するためにも、CSSで表示させるようにする方法もあります。

一番のおすすめはGoogle Adsenseについている機能で関連記事表示をすることです。
関連記事と一緒に広告も表示させることができ、訪問者が関連記事一覧の中の広告をクリックした場合でも報酬が発生します。

広告を表示させる場所を増やすことで、訪問者がクリックをしてくれる確率を上げる、かなり有効な方法ではありますが、残念ながら、どのサイトでも使える機能ではなく、作ってすぐというような、サイトでは使うことができません。

自分のサイトが、Google Adsenseの関連記事機能が使えるのかどうかの確認方法も踏まえてコードを使った関連記事表示の仕方を解説していきます。

注)Google Adsense の関連記事表示機能がまだ使えない場合は、おそらくまだブログを初めて間もない頃だと思います。
まだ、サイトの重さを気にする必要はないと思いますので、プラグインを使用して関連記事を表示箚せましょう。
そしてブログ運営を正しく継続していけば、Google Adsenseから関連記事の表示機能の使用のOKが来ますので、そうしたらプラグインを停止して、Google Adsenseの関連記事表示機能を使用するようにしましょう。

関連コンテンツ使用可能かの確認方法

Google Adsenseを開きます。

「設定」をクリックし、「自分のサイト」をクリックします。
そして「コンテンツが一致」をクリックしてください。

関連記事(Google Adsenseでは「関連コンテンツ」と表現されます)を表示できるサイトの一覧が現れます。

関連記事を表示したいサイトが、一覧の中にあるかどうかを確認してください。

この「関連コンテンツ」機能が使えるかどうかの判断がどのようにされているか、はっきりわかっていません。
おそらくGoogleの方から正式に基準の発表があることはないと思われます。

これまでの経験からですと、サイトのページ数、アクセス数や収益が関係しているようです。

今の時点で使用ができなくても、心配せずに、どんどんとページを増やしていき、アクセス数をアップさせていけば、自然と収益も増え、「関連コンテンツ」機能も使用できるようになります。

「関連コンテンツ」の設置方法

「関連コンテンツ」が使用可能とわかったら、サイトに設置するためのコードを取得しましょう。

1. 広告コードを得るための「広告ユニット」を作成します。

Google Adsenseのページで「広告の設定」をクリックし、続いて開いた「広告ユニット」をクリックします。
そして「新しい広告ユニット」をクリックしましょう。

2. 作成する広告ユニットの種類として「関連コンテンツ」を選択します。

3. 画面の右の方にある「広告ユニット」の名前を決めます。どの様な名前でもいいので、入力してください。

続いて「広告オプション」をクリックし、「広告で収益化」をOnにします。

これで、関連記事の中に表示されている広告を訪問者がクリックしても、報酬としてカウントされるようになります。

4. 「サイズ」を設定します。

サイズでは「レスポンシブ」を選んでください。

スタイルに関してはご自身のサイトのデザインにあったスタイルを選ばれるといいでしょう。

5. 「保存してコードの取得」をくりっくして、コードを取得しましょう。

6. 画面が切り替わり、コードが表示されます。

このコードをコピーして、投稿した記事で、関連記事一覧を表示させたい場所に貼り付ければOKです。

その際にテキストモードで貼付けすること、また、コードを<body> </body> で囲むことを忘れないでください。

ラベル表記に関する注意

Google Adsenseの規約として、広告ユニットに関しては「スポンサードリンク」や「広告」といった文字で明示しないといけないことになっています。

「関連記事一覧」というカテゴリーで広告ユニットを表示することは原則、規約に違反する行為であるというのが、Googleのスタンスのようです。

実際にGoogleから警告を受けたという事例もあるようですので、注意することに越したことはないでしょう。

では、どうやって具体的に表記をしたらいいのか?

関連記事一覧の前に、見出しやテキストを使って「関連記事(一部広告を含む)」というように、広告があることを明示しておくのがいいでしょう。

あと、関連記事一覧内の広告は決してあなたがクリックしてはいけません。
この広告もアドセンス報酬にカウントされる広告ですので、自己クリックをすると立派な規約違反になってしまいます。

自己クリックはかなり罰則が大きい規約違反ですので、間違ってもクリックしないようにしてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?

「関連記事」機能を使うことによって、訪問者の滞在時間を長くさせることが可能となります。

それによって、サイトのSEOも強くなっていきますし、広告をクリックしてくれる可能性も高くなります。

ぜひ、「関連記事」機能を上手に使いこなしてみてください。