僕のように海外から日本語でブログを作ってアドセンスを掲載し、収入を得るという方法をやってみたいと思う方はいらっしゃると思います。
でも、実際にやってみたいと思っても、具体的に何をブログで書いたらいいのかがわからない、なんて質問、多いですよね。
よくあるブログ記事は、海外に生活する中で日本との違いで困ったこと、そしてその対処法などが書かれていたりします。
この情報は、僕なんかも重宝してよく探したりするんですけど、実はあまりアクセスは集まらないでしょうね。
このようなジャンルの記事をかかれている方は、海外在住であることを利用してアクセスを集めるための考え方を少し変える必要があると思います。
それでは詳しく説明していきましょう。
ターゲットのボリュームを考えよう
アドセンスブログで稼ぐためには、どうしても数を集めないといけません。
記事中の広告を一回クリックしてもらうだけで報酬がでますが、その額は30円前後です。
月に30万稼ごうと思ったら、単純計算で1万回のクリックが必要となりますね。
1ヶ月が30日とした場合、一日に必要なクリック回数は、約333回。
訪問者に対してクリックされる確率が2%だとしても、訪問者は一日に16,650人必要となります。
そう考えると、途方もない数の訪問者が毎日来てくれないと、稼げない、とあきらめムードになってしまうかもしれません。
とはいえ、かなりの数の人数が必要になりますよね。
そういったときに、海外生活をこれから始める人や初めたばかりという人をターゲットにした記事でアクセスが集まらないのはどうしてでしょうか?
外務省の統計数字をみてみると、2017年の海外在留者数は約135万人。ちなみに2016年の調査時より約1%増えているそうです。
となると、海外在留者から日本に帰国して今後、日本でずっと住む人達もいると考えると、新たに海外在留者となった人は、2万人くらいと考えていいでしょう。あとで計算が楽になるということも踏まえ、もっと余裕をとって3万6500人、としてもいいかもしれません。
年間、新しく日本海外で長期間暮らすようになる人の数を3万6500人としました。
これらの人が海外での生活を始めるために、日本との違いについて戸惑ったり、困ったりしてネットで検索する、ということになります。
それ以外の130万人の人達は、すでにそのような情報をほとんど必要としていない程の経験と知恵を持っているので、ブログの訪問者にはなりにくいでしょう。
3万5600人という数字、多いでしょうか?少ないでしょうか?
明らかに少ないですよね。
1年でこの数字です。年間365日で割ったら1日あたり100人です。
その100人全員がサイトに来てくれたとしても、クリック率が2%なら、一日の報酬は60円前後です。
しかも、この数字は全世界に住む日本人在留者数です。一番多いアメリカ合衆国ですら、約42万人と全体の約30%。
ブログで提供している情報が、アメリカ合衆国の中だけで通用するような情報であったなら、さらにブログに検索で来てくれる人の数は減ってしまいます。
さらに在留者数の少ない他の国であれば、と考えると、ますます報酬を上げるのが難しいというのは、よく理解できますよね。
この様に、情報を求めている人のボリュームが少ないとなると、グーグルアドセンスでは絶対に満足できる金額を稼ぐことができません。
どうしても不特定多数の訪問者が見込めるジャンルをターゲットにしないといけないのです。
狙いは日本にいる検索者
ブログを日本語で作成している以上、どうしてもターゲットは日本人です。
そうなると、アドセンスで稼ぐためには、日本にいる日本人をターゲットにしないといけません。
日本にいながら、検索してくれるようなものを記事にしないと、訪問者数は上がらないのです。
では具体的に、どのようなジャンルがあるのか、というと、海外旅行者をターゲットにした記事、というものが一つ、思い浮かびます。
もちろんシーズン的にあアップダウンはありますが、日本政府観光局の発表では2018年8月の海外旅行者数は200万人。
1ヶ月でこれだけの人が海外旅行に行っているのですから、この人達が必要とする情報をサイトに記事として載せておけば、訪問者数は見込めますよね。
更には芸能関係。
日本でも人気のセレブ達のゴシップは、やはり狙い目です。
特に海外のゴシップは、メディアでも取り上げられるものの、詳細はあまり詳しくない傾向があります。
現地で得られる情報量と日本で得られる情報量はとんでもなく差がありますし、このようなネタを探していると、「あの日本のワイドショーもこのネタをそのまま訳して提供しているな」なんて裏側を感じることがあります。
スポーツも狙い目ですね。
国際大会であれば、日本では日本の選手ばかり紹介しますが、海外の選手については情報がほとんどありません。
大会で活躍し、しかも見た目のいい海外選手などは後から人気が爆発したり、特集が組まれたりしますので、先取って記事にしておくとアクセスを独占できる可能性もあります。
日本で人気がでるかもしれない海外ドラマや映画も、現地で先に見ることができますので、ネタバレ記事は書き放題。
この時間差も最大限利用しましょう。
日本の情報を現地に届ける
さらに狙ってみても面白いのは、日本の情報を現地に届ける、というものです。
とくにアニメ関係には世界的にファンが多いので、日本の情報を訳して紹介できれば、ライバルより早くアップできる可能性があるため、アクセスを集めやすい条件は揃っています。
言葉に自信がない、と思うかもしれませんが、この手の情報を欲しがっている人たちは、拙い文章でも案外気にしないものです。
なにしろ、あなたの記事以外に情報がない状態なのですから。
また、英語やスペイン語などは世界的に使われていますので、あなたが住んでいる国以外からのアクセスも見込める可能性があります。
もしかすると、英語やスペイ語が母国語でない人たちも、これらの言語で情報を探しているかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
海外在住でブログに挑戦するのは、やはりどちらかと言うとデメリットのほうが多いです。
しかも多くのデメリットが、克服することができないものばかりです。
日本のドラマをオンタイムで記事にできない。
24時間テレビも無理。年末年始のTV番組関係の記事もだめ、など。
しかしデメリットを気にせず、というよりも存在自体を無視して、メリットになりうることだけを武器にブログを作っていけば、問題なく稼ぐことができるようになります。
無いものを嘆いていても仕方がありません。あるものを最大限利用してあなただけのブログを作っていきましょう。