インターネットビジネスを始めた初心者の方は、これからサイトも独自ドメインを契約し、いろいろな設定をして準備を整え、どんどんと記事を書いていくことになります。

そうやって時間をかけて築いてきた自分のビジネス資産ですが、コンピューターの怖いところは一瞬で今までのデータ吹っ飛んでしまうというアクシデントが起こることです。

幸い、ボクはまだそんな事態に見舞われたことはありませんが、とはいえ、いつ誰の身に降りかかるかということはわかるはずもなく、今後絶対に起きない、という保証はありません。

毎日コツコツと一定時間、作業時間を捻出し、長い時間かけて育ててきたおかげで、月に吸う記事アップするだけで数万円の収入が得られるまでになったブログのデータが、ある日突然、吹っ飛んで無くなったらと考えたら、恐ろしいですよね。

今回はそんな自体に陥ったとしても、最小限のダメージで済むように、自動でデータをバックアップしてくれるプラグイン「BackWPup」をご紹介します。

まだ対策を取られていない方は、すぐにでも設定しておくことをお勧めしますよ。

BackWPupってどんなプラグイン?

データをバックアップしてくれるプラグインは、実は数多く存在します。

そんな中で「BackWPup」は、無料で以下の効果が得られるすぐれモノです。

・メールの通知の設定
・ドロップボックスなど外部サーバへの保存
・自動設定で定期的にバックアップが可能
・手動でバックアップもできる
・データベースだけでなく、サーバーファイルのバックアップもできる
・バックアップデータをZipなどの圧縮ファイルにできる

ボクが一番気に入っているのが、「ドロップボックスへの保存が可能」という点で、これのおかげで、データを管理しているサーバーの方で
問題があったとしても、問題なくデータを復旧して再開できるのです。

インストールと設定の仕方

それではインストールと設定の仕方を説明していきます。

BackWPupのインストール

まずはインストールから。

1. WordPress左一覧のプラグインより新規追加を選択し、検索で「BackWPup」を探し出します。
見つかったら「今すぐインストール」をクリックします。

2. インストールが完了したら、「有効化」をクリックします。

これでインストールは完了です。

BackWPupの設定

続いて設定の方の説明です。

1. WordPress左一覧に「BackWPup」が出ていますので、その中の「ジョブ」をクリックしてください。

2. 「ジョブ」とはバックアップを取る設定のことです。
いくつもの条件の異なったジョブ(設定)を設けることが出来ます。
今の時点では、ジョブは一つも設定されていません。
「新規追加」をクリックしてください。

一般設定

3. まずはジョブの一般設定です。
ジョブの名前を決めて、ジョブタスクを選択します。

データのバックアップで最低限必要なものは「データベースのバックアップ」と「ファイルのバックアップ」です。

それぞれを簡単に説明しますと、

「データベースのバックアップ」とは、あなたが更新してきたこれまでの記事コンテンツです。

「ファイルのバックアップ」はプラグインや画像、Wordpressのファイルといったサイトの構造的なファイルです。

データベースはデータ的にも軽く、あなたのブログのメインとなるデータですので、記事を更新される度にバックアップをしたほうがいい
重要なデータです。

一方でファイルの方は、データ的に重く、記事のようにそう頻繁に更新されるものではありませんので、1週間に一度くらいのペースで、定期的にバックアップしておけばいいでしょう。

先程、ジョブは複数作ることができると説明しましたが、データベースとファイルのバックアップジョブは別々に設定しておくと便利です。

ですので、ジョブ名も「Date base Back up」と「File Back up」として分け、ジョブタスクもジョブ名にあった選択をすることをおすすめします。

また、念のために手動でデータベースとファイルのバックアップを取れるように「Manual Back up」というジョブも作成しておくといいでしょう。

一つ一つのジョブは別々に作成していかなくてはなりません。
ここではまず、データベース用のバックアップジョブを作成する方法の説明として進めます。

ジョブ名に「Date base Back up」、ジョブタスクは「データベースのバックアップ」のみを選択してください。

「データベースのアーカイブ名」はそのままですと「年月日時間」だけになっています。

ボクはどのデータのバックアップなのかがわかるように、赤線で示したような「どのサイトのデータベースのバックアップ」と入れて区別がつくようにしています。

4. アーカイブ形式ですが、ボクはWindowsを使用していますので、「Zip」を選択します。
Macの場合は「Tar GZip」を選択しましょう。

5. 「ジョブの宛先」でバックアップファイルの保存先を選択します。

「フォルダーへのバックアップ」はサーバーにバックアップフィアルが保存されますが、先にも述べたとおり、サーバーになにかが起こってデータが飛んでしまった場合、バックアップにはなりません。

おすすめは「Dropboxにバックアップ」です。

もし、まだDropboxを使用していないのであれば、このためだけでもいいですので、Dropboxを取得することをおすすめします。

6. ログファイルとは、BackWPupよりバックアップ作業の報告をメールで伝えてもらうための設定です。

「ログの送信先メールアドレス」に連絡を受けたいメールアドレスを入力します。

「メールの送信元」は、受け取った連絡メールの送信者として表示されます。

「エラー」の項目で、バックアップが上手くいかなったときだけ、メールを受け取れるようにする事ができます。
チェックを入れておくことをおすすめします。

7. すべての設定が終わったら「変更の保存」をクリックして次の設定に進みます。

スケジュールの設定

8. 続いてスケジュールの設定です。

自動設定をする場合には「Wordpressのcron」を選択してください。

9. 「実行時間のスケジュール」を設定します。

「データベース」のバックアップの場合は、毎日を選択し、コンピューターを使っていない時間帯でバックアップ作業が済むように設定するのがいいでしょう。
ボクの場合は早朝の3:00 am にデータベースのバックアップが行われるように設定しています。

また、週一回のバックアップ設定をしている「ファイル」の場合は、日曜の3:20 am に行われるように設定しています。

同じ時間帯にバックアップ作業が重ならなないように少しずらしています。

10. DBバックアップの設定です。

「バックアップするテーブル」は「すべて」を選択し、「バックアップファイルの圧縮」は「GZip」を選択しましょう。

この設定はジョブタスクでデータベースのバックアップを選択した場合にしか設定しません。

11. 「データベースのバックアップ」ジョブが追加できたら、「ファイルのバックアップ」と「マニュアルでのバックアップ」ジョブをそれぞれ作成しましょう。

上手くいけば、ジョブ一覧はこの様になります。

12. 手動でバックアップを行う場合、「Manual Back up」にカーソルを合わせると「今すぐ実行」とアイコンがでますので、クリックしてください。

Dropboxへのバックアップ

Dropboxにバックアップファイルを保存する方法を説明します。

もし、まだDropboxを使用していないのであれば、こちらからDropboxを取得することをおすすめします。

1. 「宛先:Dropbox」をクリックします。

2. ログイン画面が出ます。
この時点でDropboxにログインしておきましょう。
「Dropboxのアプリ認証コードを取得」をクリックします。

3. Dropboxのウィンドウが開きますので「許可」をクリックします。

4. 認証コードが表示されますのでコピーしてください。

5. Dropboxから得た認証コードを赤線部分のボックスに貼り付け、「変更の保存」をクリックします。

6. 無事、認証され、バックアップファイルはDropboxに保存されるようになりました。

一覧の作業をそれぞれのジョブで、繰り返してください。
一つのジョブに対して、それ専用の認証コードが必要になります。